今までの日本は大企業中心で回ってきた。戦後、日本政府は大企業に優先的に資金や資材を回して、経済復興を図った。確かに中小企業の分厚い技術的な積み上げがなければ大企業の発展もなかったわけだが、大企業が中心にいたことは確かだった。誇張してマンガ的に描けば、日本列島に居並ぶのは大会社のビルだけ。そのビルの下の方に点々となっているのが中小企業、という図である。これが、社員100人ぐらいの会社が日本列島を埋め尽くしている図に変わりつつある。
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かつては大会社があって、その下請け、そのまた孫請けというようにツリー状に広がっていったが、これからはすべてが水平に並び、それぞれが自分の得意とするところで他と争っていく時代なのである。スケールが大きければメリットがある、という時代は終わった。今や重要なのは変化即応の能力やいかに独創性を持つかである。そうなると、中小企業がフラットに並ぶイメージに近づくであろう。会社内もピラミッド組織ではなくて、文鎮型になっていくだろうと思われる。文鎮は指で持つ所だけが突起状で、後は棒の状態である。社長が突起で、後はフラットに小さな組織が並んでいる図を想像していただきたい。